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7.いよいよンドキの森へ PART-3
アフリカ:イメージ
 オエソの町を出て1時間半ほど、途中カメル−ンのイミグレ−ションを川の左側に見て進んだあたりに小さいガトンゴという村があり、船頭が何かエンジンの調子が良くないというのでその村にボ−トを横付けしたのです。我々もすこし腰でも伸ばそうとボ−トを降りその村へ入りブラブラしていると、急に警察と称する親爺がすごいけんまくでおこりだし、マシンガンを持った若い青年(たぶんこの男も警察)に指示をし、まずボ−トに付いてあるエンジンとガソリンをつなぐホ−スを取り外し没収。さらに我々にはパスポ−トを提出させ、バンダ氏は警察所らしき建物に連れていかれてしまいました。

 いったい何がおこったのか我々は全くわからず、とにかくその警察署の前でボ−ッと待たされていました。その間も若い男はマシンガンを持ってうろうろしており、安全装置はとりはずしていて引き金に指をかけていました。
 時間帯も午後の2時ごろ、炎天下でたぶん気温も30度を超えていたと思われるせいもあるのだが、私は気分が悪くなり貧血気味となり地べたにぶったおれてしまったのです。一時間ほど待つうちに幸い体調もなんとかもちなおし、バンダ氏も無事解放され、パスポ−トも返してもらって、我々はこのガトンゴの村を出発できたのです。

 警察が怒った原因ははっきりしないのですが、たぶんバンダ氏が何か警察の怒りをかうようなことを言ったらしいのです。バンダ氏もはっきり言ってくれませんでした。

 さあとにかく早く行こう!ボ−トを走らせ北へ北へと進みましたがこの時期は乾期ということもあり、サンガ川の水量が少なくボ−トはまっすぐ進めません。左右へ蛇行しながら進むのでよけい時間がかかります。さらにこのボ−トの船頭があまり川底の様子を知らないらしく何度も船底が川底に着いてしまい、おしたりひっぱったりでなかなか予定通りに進みませんでした。

 昼飯もボ−トのなかでフランスパンと缶詰めのハムにミネラルウオ−タ−で済ませ、船頭に文句を言いながら進んだのですが、ボマサキャンプの手前40キロのカボと言う町にたどり着いたのが日も沈み駆けた夕方6:30 ここカボの町から奥に入る場合は一応、このカボでレジスタ−(登録)しなければならないらしく、バンダ氏がパスポ−トを持ってオフィスへ言ったが、暗くなってこれ以上先へ進のは危険だと町の警察に説得されて今日はこのカボの町に泊まることとなってしまいました。

 日が沈めば、真っ暗闇です。満月ならまだしも三日月ですし、ボートにも照明器具は付いていません、そんな中で乾期の川をボートで進むのには大変危険です。


[続く]



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