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トラベルメイトトラベルメイト95

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「トラベルメイト95」
  1. 【普通では見えない風景や人が見えてくる】

    特集−−心の贅沢貧乏旅行−−
    **JTBの雑誌「旅」の去年の号の特集見出しです

     意見を言ってくる人とか、後で投書をしてくるひとは大なり小なりこういう雰囲気と香りを持っています。全体から言えば三十%は必ずおられると思います。他の方々は意見の表明がないためどういう風に思っておられるかははっきりとは解りませんが全体の百%がそうではないようには思います。

     もう一つのキーワードがあります。それは「ふれあい」です。単独で使われることもあれば、「地球ふれあいの旅」とか、ただの観光ではない「現地の人とふれあう旅」等のように他の言葉と組み合わせて使われることもあります。

     この二つがふれあって合体すると天下無敵の接着剤アロンアルファーができあがります。シンプルに合体させると「ふれあいの貧乏旅行」、ちょっとスパイスを利かせて「地球ふれあいの貧乏旅行」何かちょっとちょっと、と言う感じがしませんか。もっと濃くしてみますか。

    心の贅沢−−「地球ふれあいの貧乏旅行」

     旅行についての私たちの基本は、パッケージだって別に非難されるべき物でもなく、個人自由旅行だって誉められるような物でもない。一言で言えばアソビです遊び!

     個人的な遊びの体験に何故ふれあったり、貧乏になったりしなければならないのでしょうか。日本での生活がお金が有り余っているならば、海外貧乏旅行はしゃれにはなりますし、面白い体験です。

     そっくりかえった身体を、前屈みにしてみることはバランスが取れて良いことかもしれません。そうでない人にとっては日頃前屈み気味な身体を、もっと前屈みにしたら卑屈以外の何者でもない体型になってしまいます。

     遊びはもっともっとリラックス、いい加減、たびの恥はかき捨て、遊びだって技術を学ばないと面白くない、遊びははっきり言って暇つぶし、なれてない初心者の時から安くて良い物なんか無い、こんな事を私たちは説明会で喋ってるわけですが、当然「心の贅沢」派からは非難を浴びてしまいます。

     「せっかく忙しいなか旅行の説明会に行ったのに不愉快な話を聞いてしまいました。取り留めのない講師の自慢話を聞かされ、良い旅行をするにはお金が必要、もっと旅行にお金を使え等など。」

     「決してお金が余ってしょうがなくて私たちは旅行に出ているわけではありません。ほとんどの人が、日程も予算もやりくりしながら旅行の計画を立てているのに、いかにも貧乏人は旅行に出るなといわんがばかりの暴言の数々、たぶん大部分の人が自分で満足行く予算を持っては旅行に出発できないことと思います。その中で決して贅沢ではない旅行をするのが私たちの楽しみなのです。」

     「最近ではOLとか学生でもヨーロッパとか香港のブランド品を売っている店に行列して同じような物を買ってくるだけの旅行をしてる人達もいますが、現地の若い人などブランド品など身にも付けません。自分に似合うかどうか何回もウインドーを見てそれから買い物をします。チープでシックな装いというのはブランドのお店の前で行列することでは身に付きません。現地の人達はこういう行列を見て軽蔑はしても誉めてはくれません。」

     「私たちはこういう旅ではなく、決して高くはないけども清潔な宿に泊まりのんびりと現地の文化に触れ、友達も作り、たどたどしくともお互い話をして理解を深めるような有意義な旅をしたいと思っています。」

     「日本は今確かに経済大国の仲間入りをしていますが、日本が輸出をしているのは自動車、カメラ、電気製品等の物で安くて優秀な製品ばかりです。日本人自身になると団体で動くときは優秀なのですが個人では顔が全然見えない民族です。海外旅行はこうしたお互いの理解不足を埋める良い手段でもあります。」

     こう言われるとまともな意見ばかりなので困ってしまいます。一瞬私たちが説明してることがあまりにも業者側で旅行者の立場ではないように見えてしまいます。確かにほとんどの新聞雑誌に掲載される意見考えは「心の贅沢貧乏旅行」派が多いようです。旅行している人もパッケージ個人旅行を問わずこの一派の考えに近い人が大部分です。

     私たちも百%この考えを否定はしません。もしこの様な旅行が簡単にまたコストが不要で出来ればです。あなたがまだ出発前で書斎トラベラーの段階では、大変良い考え方です、何故って?現実性がないからです。

     一人旅で自由旅行なら探していた本当の自分に会えそうだし、お金も使わなくとも良いし、良いことずくめです。

     最初の旅行から数回旅行するまでの初心者の段階でもまだまだ通用します。最初は金魚のウンコのようにみんなで観光するツアーだったけれども三回目の今はほとんど自由行動の多いコースに申し込んで現地ではなるべく観光客のこないレストランとか現地の人の買い物するマーケットを回っている。それなりに相手国の文化に触れ団体行動するばかりの日本人よりちょっと国際的になったかなと思う。

     中級もかなり進んだ人でもこりゃ便利と言える考えです。観光地ばかりでない何でもない街を目的もなく旅行する、そうすると今まで見えてなかった物が見えてくることがある。しかもお金を使わない貧乏旅行はその国の生きた庶民の生活を体験でき、金魚鉢のなから見るような団体旅行とは違う味わいがある。

     すごく立派な誰もが認めるような、そして朝日新聞の天声人語にも、週間新潮のコラムにも載りビーパル、ハナコにさえ書かれてる考えは、間違ってはいないでしょうがそれを拠り所に同じ事をやろうと思うとなかなか大変だとは思いませんか。それらにでている考え方は、決して誰でも出来ることが前提になっていません。むしろかなりの時間とお金とコネを使った、レイノルズ数の大きくなった人達の考えです。

     理想と現実のギャップというのは特に海外旅行では目の前にいつも出てくる物です。前編で旅行の選び方の所で少し説明をしておきましたが、まず自分の今出来ることと出来ないこと、を素直に考え一般的な理想は本当に実現可能なのかじっくり考えて見ませんか。

     ほとんどの、「心の贅沢」派は、頭とか他ががちがちに凝っている状態ではないかと思います。私どもの考えが絶対に正しいとも言いませんが、少なくとも実践に裏付けられた方法ではあります。
     少し頭をもみほぐしてから出発しませんか!

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