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「トラベルメイト98」
  1. 【 旅行トラブル実践編:病気(7) 】

    <病気の対応方法>

     さて長い旅を続けていますと、三、三、三、の法則で原因不明の下痢とか高熱に冒されることがよくあります。そうなったときの対応方法を覚えて置いて損はありません。

     病気になったときまず判断しなければならないことは、病気が重いのかそうでないかということを的確に判断しなければいけません。急性の病気は、ほとんどが三日間持ちこたえれば大体が快方に向かいます。本当に悪くなっていくときは、三日経っても五日経っても熱とか下痢、嘔吐が収まりません。

     そのうちだんだん体に力が入らなくなって、意識がはっきりしなくなります。こう言うときはどんな国でも医者と名の付く人に(多々、誤診であることもありますが)診てもらうことです。素人よりはましなケースが多いので、売薬に頼ったり、素人療法を続けたりしない方がいいようです。

     そうは言いますが、実際の所、いわゆる発展途上国といわれる所の病院の怖い話はたくさんあります。下痢と高熱は治ったけど代わりに注射針からC型肝炎に感染したとか、点滴の針からエイズに感染したとか。 こう言うのが心配で心配でたまらない人もいますでしょう。確かに日本国内の病院よりとんでもない原因による感染は多いようです。スコシでもそう言う危険を避けるためには、自分でまだ動ける内になるべく都会の方へ移動することです。都会の方が清潔な病院で治療が受けられるチャンスが多いです。

     都会なら旅行者のたまっている宿に行けば病院の情報も自ずと入ってきます。日本大使館に連絡してお勧めの病院をを教えてもらうこともできるでしょう。最悪なのは一人で発展途上国の田舎でぶっ倒れることです。こういう事態は万難排して避けて下さい。避けたんだけど避けきれなくて最悪の状況に陥ったとき、まだまだあきらめないで下さい、対症療法はあります。

     その方法とは病気の時でなくとも全てのトラブルに共通のオールマイティの切り札です。

    「病気中でも明るい笑顔」

    これに尽きます。

     「だめもと」という言葉がありますが、全くその通りで、助かりたいという意志表示をうるさいくらいアピールすることです。 どうせ俺なんかと落ち込んだり、いじいじしないことです。我慢してはいけません。重病になったらうるさいくらい、と言うよりうるさく苦痛をまわりに訴えて下さい。

     うるさい病人は一応注目してもらえます。注目してもらうことこそ、あなたが助かる可能性の一歩です。病気中でも明るく健康な笑顔はあなたを救います。

     暗くて見るからに世をすねた重病人より、もう一歩で棺桶入りしそうでも「有り難う、有り難う」と精一杯健康な笑顔を見せる重病人が、まわりに助けてもらえる確率は高くなります。

     そうです、重病人にとって健康な笑顔こそが命です!

     言い換えれば愛嬌のある重病人は、得点が高いのです。

     笑顔さえ作れないほど気力が萎えたらどうするの?

    その時はですね、我慢して笑顔を作るしかありません。
    「笑う角には福来る」そう言いますから。

    我慢もくそも、実際笑顔作れなかったら!

    現実はシンプル、「死」んじゃいますね。

     でも救いはあります。笑顔作れないくらい弱ったときは、あなたの苦痛感じる力も弱り切っていますからそうは恐怖感と苦痛無いみたいです。

     「光とすごく気持ち良い音楽」、これらは臨死体験した人にほぼ共通する項目のようです。しかし死んでも花実咲きませんから、最後まで頑張ってしんどくとも笑顔です。

    ジタバタジタバタ!!!

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