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「トラベルメイト98」
  1. 【 旅行実践編−航空券の種類(4) 】


  2.  学生マーケットには団体運賃は強力な助っ人となりました。暇でお金がない学生マーケットは常に旅行の新製品をテストする場所でもありました。IATAとか運輸省のマークもそうきつくはありません。

     団体運賃が適用されるのと同時に、春と夏の休暇に合わせて学生ツアーが大量に企画されます。もちろん最初は、規約に則った物でした。でもパッケージがそう売れるはずもありません。最初から何割かは航空券のみのお客さんも前提に入れて人数をはじかなければ採算がとれません。二、三年たつうちに学生マーケットでは団体航空券のばら売りがなし崩し的に一般的になってきます。航空会社も航空券が売れればいいわけですから、学生も、旅行会社も、航空会社もみんなハッピーです。IATAも運輸省もマーケットが学生に限定されてる限りたまの注意くらいありましたが、そうきつくはルールーの適用はなかったようです。

     学生マーケットで一般的になれば、航空券を購入するのに学生証のコピーが必要とか在学証明主添付などの面倒な手続きはやってられません。おおっぴらに宣伝はしてはいませんでしたので、そう数は多くはないですが情報通の間では、あそこの会社では学生向けの航空券を一般にも売ってくれると言う情報は直ぐ回ります。一般の人にも団体航空券のばら売りを購入するチャンスが出てきます。

     学生マーケット以外でも団体航空券のばら売りを始めたマーケットがありました。ユーラシア大陸系とかアフリカ系の航空会社です。日本以外では七十年代には格安航空券はかなり一般的になっていました。日本のマーケットだけそれを出さないなどと言うことはできない相談です。まして各航空会社はナショナルフラッグです、バックにはうるさ型の現地政府がついています。当時さる国の日本での大使館関係の経費は、その国の航空会社のかせいだ利益でまかなわれていたという国もありました。しかも安くしなければ、その国のイメージとか、便数が少ないことも含めて日本のマーケットでは売れなかったのです。

     八十年代から九十年代にかけては団体運賃全盛時代です。当初は団体航空券のばら売りから始まった格安航空券も八十年代に入って、バッタ屋から買う幸運な超目玉商品の趣から、最初から売り上げ予測の中に入ってくる重要な商品になっていきます。ルールはあいも変わらず、個人用には普通運賃、団体には団体運賃の二通りしかありませんでした。確かに八十年代後半に入ってくると個人の割引航空券もルールの中に入ってくるようになります。APEX,PEX,等がそうですが、実際に売られている航空券の条件と価格からはかなりの隔たりがあり、ほとんど利用はされませんでした。やっと九十四年になって実際に売られている航空券とルールを近づける改訂がされました。

     そこで出てきた運賃が,IITとPEXです。IITはいままで団体運賃で適用されてたパッケージ用の航空券の部分を代用し,PEXは個人用の旅行のための航空券と言っていいでしょう。

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