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田森くんは西へ Index page へ

vol.039 タイ・バンコク (05)

 

その後も順調でした。途中のバス停で車掌が下ろしてくれて、38番だか29番だかのバスに乗り換えるように指示してくれました。次のバスもさっきと同じパターンで乗り込んでバンコック中央駅の前で降りました。(正確に言うと駅前で降ろしてくれました)

ここは香港のようなせまさがありません。だいたいが、空港から中央駅に来る間高層ビルなどほとんどありませんでした。そして暑っ苦しく、埃で町全体がすすけた感じの所でした。  

まずは何はさておき情報収集です。駅の中にもツーリストインフォーメーションがあると聞いていたので行ってみました。時間もほぼ夕方で、オフィスが開いてるか閉まっているか微妙な時間でした。 心配してたのですが行ってみるとまだオフィスは開いていました。  

まずは地図をもらいます。空港の案内所ではバンコック空港としないがだいたいどの位置にあるかが解るだけのおおざっぱなものしかもらってませんでしたので、詳しいものは絶対必要でした。  

いろんな国からの観光客で事務所はごった返していました。私の順番が回ってくるのに20分ほど待ちました。

「ドウ、ユー、ハブ、ア、マップ?」
「イエース」
タイ風の柔らかい、ちょっと鼻声の英語が返ってきました。小さく折り畳んだバンコックの地図を係員の女の子がくれました。

「イズ、ディス、フリー?」
あまりにも本格的な地図なので思わず聞いてしまいました。ちょっと見には、3 バーツか5バーツくらいには見えました。
「イエエース、オフコース!」
タイの女性のしゃべりはどうしてこう心地良いのでしょう。香港の、ケンカ腰にも聞こえる広東語の勢いも悪くはありませんが、私はやっぱ、タイの方が好みです。

私 「エー、アイ、アム、ゴーイング、タイソングリートホテル!ウェア、イズ、デ ィス?」
係員 「タイソングリート、タイソングリート、オウ、イッツヴェリー、クロース、ジャスト、ファイブミニッツ、ウオーク!」

なんだって、歩いて五分ほどでいけるって!それを、“ファイブ、ミニッツ、ウオーク”と言うんだ。自分からは、英語で徒歩五分と、言えませんが、“ファイ ブミニッツ、ウオーク”と言われれば、何となく理解できます。 でも“クローズ”と言うのはなんだ。“オープン、クローズ”げっ閉まってる?

私 「タイソングリート、クローズ?」
係員 「イエエース、ニアバイ!」

なんだって?また解らない単語です。“ニアバイ”というのはなんなんだ?

私 「クローズ?」
係員 「イエエース、ジャスト、ファイブミニッツ」
「レット、ミー、シー。ウィー、アー、ヒア。アンド、タイソングリート、イズ、  ヒア、ライト!」

女の係員、地図を広げて、駅とホテルを、ボールペンでマークしてくれました。 でもどうして、もう閉まってるホテルへ行かねばならんのだろう。しかも夕方まだ日が沈んではいないのに、ホテル閉まっちゃうの?