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田森くんは西へ Index page へ

vol.063 タイ・バンコク (29) 住所を聞く

 

写真送る事はできないまでも、日本へ帰ったらやはりお礼状くらいは出さねばならないでしょう。

私「まだ君たちの住所聞いて無かった、教えてもらえる?手紙出すから。」
ジミー「写真は残念だけど、手紙ならうれしいよ。」  

私は鞄の中からダイアリーを取り出しました。こいつは日本出発前に梅田の旭屋で買った優れものです。ノートとしての機能だけではなく、チャックしめると小型のハンドバックみたいに使えるようになっていました。未整理の伝票類、観光パンフ、地図などもノートに挟んだままチャックを閉めれば、それらをホテルの 部屋に帰るまで分散しないで持って歩けました。

私「このノートに住所書いて。」
ボールペンと一緒にノートを2人に差し出しました。彼ら住所書き始めたのですが、タイの人特有のタイ語風書体のアルファベットでした。

ジミー「それ懐かしいな、千円札だったっけ、一万円札だったっけ。」  

ノート返してくれながら、彼はバインダーのポケットの部分を指さして言いました。 そうだそう言えば日本へ帰国したときの交通費として、ほかの旅行予算とは別に沖縄出発するときに、バインダーのポケット部分に数千円入れておいたのです。