vol.070　タイ・バンコク (36) 　青学３人組と再会

「なーんか疲れてそうですね。」
「えっ、ああ。」

声のするほうを見ました。おう、あいつらだ、香港で分かれた青学３人組。レストランの奥の方で座ってコーヒー飲んでます。

「何時来たん。」
疲れたときは大阪弁です。

「今日の朝の便でチェンマイからついたんです。先輩ずーとここですか。」
私「ずーとここというか、まあそうです。もう２、３日でラオス行くけどね。荷物部屋においてくる、すぐ来るから。」

なんか重たい気分です。彼らと会って少しは気分上向きにはなってきましたが。 部屋に入って腹巻きを取り出しました。汗でくるんだビニールがしめっています。 急にお腹の辺りが涼しくなりました。こいつのおかげで大部分のお金は助かりました。まだ決まったわけではないですが、日本円はあきらめねばならないかもしれません。 肩掛けバッグからカメラとかバインダーとか重いものを取り出して、腹巻きと財布を放り込みました。これで肩は軽くなります。今食欲もあまりありません。部屋で、２０分くらいぐずぐずしていました。さて、 気分転換をしなければなりません。頬を２度ほど両手で叩いて気合いを入れました。

「よし！」