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田森くんは西へ Index page へ

vol.118 マレー半島南下 (03)

係り員、私の指した街見て大きく頷きました。

「アー、ハ、ハジャイ、ディスイズ、ハジャイ」

えっこれ、ハジャイと読むの
「ハジャイ、イズディス、ハジャイ?」
「イエース、ハジャイ!!」
何回ハジャイが繰り返されたことでしょう。とにかくわたしが行こうとしてる最初の街は「ハジャイ」であることが解りました。

「ウエン」
解る解る、ウエンくらい解る。
「ツモロー、ナイト」
調子でてきました。

「XXXXXXX?」
何か係り員聞いてきました。今度は解りません。でも。目的地は相手に解ったわけだから、答えは、

「イエス」
「XXXXXXXXXXXX?」
今度は少し長かったです。 一応、聞き返しました。
「ん?あー、ホワット?」
「XXXXXXXXXXXXXXXXXXX?」
よけい解りません。額の汗がもっと増えました、後ろで待ってるお客の視線が気 になります。 えい、面倒だ

「イエス、イエス。」
「XXXXXX?」
さっきがイエスなら今度もイエスです。
「イエス、イエス、イエス」

切符がやっと買えました、思ったより少し高いような気がしました。 例えばシンガポールまで、列車の切符買って、それに急行券を買い足した方が安いような気もします。 ここの切符のシステムがどうなってるか、私には解りません。 勇気奮い起こして聞きました。

「イフ、アイ、ゴーツー、シンガポール!、キャンナイ、バイ、ティケット、ヒアー?」
「ホワット、ユーセッド、ハジャイ!!」
これはよく意味解りました。 (にいちゃん、あんたさっき、ハジャイって行ったやんけ!)
「イエス、イエス、アイ、ゴーツー、ハジャイ」
あわてて答えました。頭のてっぺんが真空になってきました。
「サンキュー、サンキュウベリーマッチ」
次に続いた言葉がこれでした。これしか浮かんで来ませんでした。こんな訳で、切符はハジャイまでしか買えなかったのです。そして寝台列車の切符買ってたのも当日駅のホームで知ったのです。