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田森くんは西へ Index page へ

vol.122 マレー半島南下 (07)

目が覚めたのは、7時過ぎでした。当然もう夜です。夕食は女の子達と一緒に食べ、夜のジョージタウン散歩としゃれようと思っていたのですが甘かったです。

「イギリスの女の子達、もう出かけた?」
受付にいたおやじに聞きました。

「ああ、もう出かけたみたいだね。鍵預かってるから。」
ちぇっ、予定大幅に狂いました。

「この辺で、安くてうまいレストランある?」
おやじ答えました

「ああ、その角曲がったところに2,3件あるよ。何処でも変わらないよ」
「いくらくらいかな?」
「2$も出せば、食べられるよ」

部屋の鍵預けて、街にでました。ほんとうに角曲がってすぐの所に中華レストランが数件ありました。 その中の一件は、外国人旅行者が何組か座ってます。ここが良さそうです。メニューも漢字で書かれたものより英語で書かれたものの方が解りやすく注文しやすいです。それに英語のメニューは、通常メニューを抜粋してあることが多く、外人が頼みやすい料理しか載ってないので、当たり外れがありません。このレストランテーブルの上には、英語のメニューが置いてありました。

エッグフライドライスとベジタブルチョウメンスープを頼みました。卵焼き飯と野菜ラーメンと言うところでしょうか。同じようなものをバンコックでも食べてましたから、この二品で夕食は十分でしょう。二品で1.4$でした。 バンコックと同じように、店先には卵とか野菜、肉、鶏が置いてありそれを使って、料理人が中華鍋振り回しながら手際よく料理作っていきます。鍋をコンロの上で振り回すガラッガラッと言う音と、鉄製のしゃもじが鍋にぶつかるカンカンと言う音がリズミカルに続きます。 私の頼んだ料理が運ばれてきました。

ゲッ大盛りだ。一人分しか頼んでないぞ。

「イズ、ディス、マイン?」
ボーイは英語不得意なようで、きょとんとしてます。 私も日本語になってしまいました。
「これな、一人分?」
人差し指立てて、皿を指さし、そのまま私を指さしました。 えーと、中国語で一って何だったんだろう。そうだ、ミンミンで餃子頼むとき2人分は確か「コーデル、リャンガー」ならば、一人分、は? うーん肝心なときでてきません。 そうだ、「コーデル、イーガー」と言うのも聞いたことある、なら多分イーガー だ。もし私が麻雀が好きだったなら中国語の数の数え方は覚えていたでしょうが、 自慢じゃありませんが、麻雀、大学に入ってこの方一回もやったことありません。

「イーガー、これ、イーガー?」
日本語と、怪しい中国語のミックスです。 ボーイ私指さしながら頷きました。 皿は、日本なら大盛りの上の、これだけ20分で食べ終えたら、ただというチャ レンジコースに近い量はありました。