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トラベルメイトトラベルメイト95

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「トラベルメイト95」
  1. 【旅行商品の特殊性について】

     前編でこれについて少しですがふれてあります。常に時間に関係があると言うことと実際に形がある商品ではないと説明しました。旅行に似ている商品では音楽のコンサートとか舞台が良く似ています。時間とか日時が限られて公演がありますし、見たり聞いたりするだけで形は残りません。もしバンヘレンのコンサートが一杯で入れないとしたらサダマサシのコンサートが同じ時期にあるからそれで良いと言うわけでもありません。

     パンフレットはそれぞれあるのですが、内容のほんの一部を表すに過ぎません。同じ音楽でロック系ということで言えば東京か大阪あるいはその他の大都市で毎日何かのコンサートはやっています。入りが良いところもあれば、がらがらでオールウェイズ、オープンのところもあるでしょう。当然のこととは思いますが、何月何日の誰のコンサートで席は前の方の席でと予約をしますでしょう。十一月六日のマライアキャリーのコンサートは一杯で全然席が取れない、「いつになったらチケットが取れるの」とはあまり言いませんでしょう。航空券でも年末などのピークシーズンはほとんど同じ状態になります。

     ところが車などの形があって大量生産される商品は良く売れていてすぐに手には入らなくとも待てばいつかは手に入ります。どうしても二カ月後までに納車してくれと言うこともあるにはあるでしょうが、オデッセイじゃなきゃいやなので六カ月待つよの方が多いでしょう。六カ月待っても今売っている車と同じオデッセイが手に入ります。(途中モデルチェンジがなければですよ)

     これと同じ事が航空券(パッケージも含めて)に言えるでしょうか。「十二月二十九日が一杯だから代わりに一月二十九日は?」どう考えても話が成立しません。一カ月とか三カ月も後の席しか取れない事は現実にはありませんが、あったとしたら目的地の季節が変わってしまいます。秋の山歩きが好きなのに冬山のスキーしか出来ない季節になってしまったりします。

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