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トラベルメイトトラベルメイト98

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「トラベルメイト98」
  1. 【 旅行実践編−航空券の種類(7) 】


  2.  もう一度繰り返します、オープンは予約の変更はできるけども、予約がとれるとは限らないのです。
     オープン航空券の条件に合った人は、長期の旅行者、帰国日とか移動日がピークシーズンにかからない人、等で現地で予定変更するかも知れないからと軽い気持ちでオープン航空券にしようなどとは思わないでください。

     もちろんオープン航空券の全部の区間に予約を入れてOKをとって行くことはできます。どうしても高くても予約変更できるオープン航空券が良いという人は、日本出発前に大体の予定で予約は全部取っていく方が安全です。
     もし予約変更しようとして、変更先日時の便が空いてないときは最初の日程で帰ればいいからです。自由に予約ができるからと言って、混んでる時期に出発便だけ取って帰国便はオープン(予約を入れない状態)で出発することは絶対にやめてください。
     オープン航空券であっても前もって予約を入れOK取っていくこともできるのです。

    <予約がOKなのは確実か>

     予約がOK取れていると、一応は予約を取った便に乗れることになっています。でも予約を取ったままでそのまま何もしないで当日空港に出かけるととんでも無い目に遭うことがあります。(日本出発の時は旅行会社が席の確保をしますので何もしなくて指示通り空港へ行けばいいのです)

     航空会社係員「今日の飛行機に席はありません」

     旅行者「そんな馬鹿な、日本でOKを取ってきたのに」

     航空会社係員「確かに日本でOKになってはいますが、キャンセルされていま
            す」

     旅行者「キャンセル何かしてません、だれがおとしたのですか?」

     航空会社係員「リコンファームしました?」

     旅行者「えっ!」

     ここで出てきたリコンファームと言う言葉は、予約再確認とも言います。これはいったん予約のOKを取っていたとしても、その出発の七十二時間前までに、その席を使うと言う意志表示をしないと混雑しているときは席をキャンセルされることもあるというルールです。彼はその意志表示をしなかったのです。
     これは電話で、出発前に泊まってる場所の連絡先と、リコンファームしたいと言えば大丈夫です。旅行先によっては電話がつながらなかったり、語学の問題もあるので時間さえあれば直接航空会社のカウンターに行った方がいいかも知れません。
     最近では航空会社によってはリコンファームなしで良いところもありますから自分の乗る航空会社がどういう方針なのか、旅行会社で確かめた方がいいと思います。

    <オーバーブッキング>

     リコンファームし忘れ以外にも空港へ行って席がないことがあります。天候の事情で飛行機が飛ばないとか、事故で空港閉鎖は仕方ありませんがちゃんと自分の乗る予定の飛行機が定刻に飛ぶにも関わらずダメと言うことがあるのです。 これはリコンファームしていてもダメなときはダメです。飛行機の席は全世界から予約が入ってきます、人間がやってることですからコントロールにミスをすることはあります。百十しか席がないところへ百三十の席のOKが出てたとしたらどうしても二十人は乗れません。
     しかも混んでいる時期つまりピークシーズンに多くなります。ちょっと考えるとせっかく取ったOKが有効でないなんて理不尽だと思うでしょう。 当然それはそうなのですが、ピークシーズンにこれをやられると深刻な事態が起こるのですが、航空会社の方では絶対やってはいけないことが起こったとは思っていません。年のうち何回か起こりうると言う前提で仕事が進んでいっているのです。

     いったん事が起こってからは、最善の策を考えて交渉するしかありません。OKを出していたのに対する道義的責任をとってまず謝って貰いそれからすべての手配をそつなく進めて貰おう、私たちはお客なんだから実利以外の精神的な物まで完璧にフォローして貰わないと満足しないなんて考えは捨ててください。はっきり言ってオーバーブッキングは起こりえることですからそれを前提に旅行を続けてください。

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