もくじ

00. まえがき
01. 7月27日(火) 那覇〜福岡〜北九州〜下関
02. 28日(水) 下関〜岩国〜広島
03. 29日(木) 広島 磯辺宅
04. 30日(金) 広島〜三次〜松江〜鳥取〜岩美町
05. 31日(土) 岩美町〜温泉町〜亀岡
06. 8月01日(日) 亀岡〜京都〜大津〜静岡
07. 02日(月) 静岡 日本平〜東京
08. 03日(火) 東京 実家
09. 04日(水) 東京 実家
10. 05日(木) 東京〜諏訪
11. 06日(金) 諏訪〜松本
12. 07日(土) 松本〜白馬〜糸魚川〜直江津
13. 08日(日) 直江津〜室蘭〜登別温泉
14. 09日(月) 登別温泉〜苫小牧〜札幌
15. 10日(火) 札幌〜旭川
16. 11日(水) 旭川〜音威子府〜稚内
17. 12日(木) 稚内〜宗谷岬〜網走
18. 13日(金) 網走〜美幌〜阿寒湖〜釧路〜帯広
19. 14日(土) 帯広〜富良野〜札幌〜倶知安
20. 15日(日) 倶知安〜二股温泉〜函館〜青森
21. 16日(月) 青森〜大館〜十二所〜東京 NEW!
22. 17日(火) 東京 実家 NEW!
23. 18日(水) 東京 実家 NEW!
24. 19日(木) 東京〜焼津 NEW!
25. 20日(金) 焼津〜大津〜宝塚〜広島 NEW!
26. 21日(土) 広島〜宮島〜広島 NEW!
27. 22日(日) 広島 磯辺宅 NEW!
28. 23日(月) 広島〜下関〜古賀 NEW!
29. 24日(火) 古賀〜熊本〜鹿児島 NEW!
30. 25日(水) 鹿児島〜那覇 NEW!
31.   ヒッチ入門 NEW!


まえがき    

初めてヒッチハイクをしたのは35年前の高校生の頃だった。大学を出てから10年ぐらいは盛んにやった。日本全国の県庁所在地に行き主な一級国道はだいたい通った。ちょっと遠出するには必ずヒッチだった。確かにはじめは移動する手段だったが、そのうちヒッチそのものを楽しむようになっていた。

80年代の高度成長期になると誰もが車をもちヒッチハイクをする人がいなくなってしまった。そのせいかヒッチのサインを出しても意味が通じにくくなった。日本ではヒッチハイクはもはや死語になってしまったのだ。筆者もウインドサーフィンなどを運ぶため自分の車ででかけることが多くなっていつのまにかあまりヒッチしなくなってしまった。

しかしヒッチハイクの面白さを忘れたわけではない。息子にもいつか教えなければと思い続けてきた。今年になっていくつかの偶然がかさなった。ヒッチで日本縦断をしようと思い立った。

息子も中学生になってヒッチを教えてもよい歳になっていた。彼とは海外ではいろいろなところをまわったが、どういうわけかこれまで日本列島はほとんどいっていなかった。またこの4月に東京から沖縄に引越したこともあって日本列島のみえかたが変わった。南の端沖縄から北の端宗谷岬までが一本につらなってみえた。さらに昨今の不況のせいかTVではヒッチハイクで貧乏旅行する番組がうけていた。おかげでヒッチハイクの認知度は一挙に回復していた。こんな条件がそろった。

コンピュータの仕事をしている関係もあってノートパソコンをもって行くことにした。重いので無理かとも思っていたが、ゲームをやらせる約束で息子に持ってもらった。結局これが大正解だった。

毎日メールを書き写真を付け、妻や実家や友人にインターネットで送った。旅を実況中継しているのと同じことになった。行く先で知合ったひとにもアドレスをもらい中継先は増えていった。励ましのメールをいただきながら旅を続けた。インターネットの広がりと可能性を身をもって実感することができた。この経験は今後の仕事にも大いに役立つに違いない。

1999年7月27日から8月25日まで約1カ月の旅だった。このホームページはそのメールをもとに加筆再構成したものである。ヒッチハイクの旅の面白さを少しでも味わっていただければうれしい。

 

旅人  小島春彦  52才    小島風太  13才
沖縄県恩納村山田163−202  

Copyright(C)1999 小島春彦